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动画·漫画小知识

『ぼくの名前はズッキーニ』は一日30秒ずつ撮られた

人形を少しずつ動かして一コマずつ撮るこの映画は、一日に30秒ぶんずつ進んでいきました。短期の仕事をつないで暮らすルカが、スーパーの休憩室で、惣菜の試作に来ていたナギと、呼び名と一日ずつの話をします。

适合这样的人
人形が動くアニメーションが好きな人へ。新しい場所で暮らし始めたばかりの人や、自分の居場所をまだ探している人にも。
剧透范围
无剧透 物語の出発点(9歳の少年ズッキーニが親切な警察官に保護され、孤児院で暮らすことになる)と、呼び名の由来・題名・作り方まで。施設での出来事、子どもたちとの関係の行方、結末には触れません
发言的人
Luka × Nagi
主张的种类: 事实 作品中的观察 有依据的推测 解读 喜好
目录 共 5 节·约 5 分钟
  1. ズッキーニは呼び名
  2. 新しい場所で暮らし始める
  3. 一日に30秒ずつ
  4. 日本では二つの題名で
  5. はじめての人へ

お昼過ぎのスーパーの休憩室。品出しの仕事を終えたルカが、紙コップのお茶を前に座っていると、惣菜の試作に来ていたナギが、ズッキーニを一本抱えて入ってきました。その野菜の名前を見て、ルカは、ある映画の題名を思い出します。

ズッキーニは呼び名

Luka

ナギ様、少しよろしいでしょうか。その野菜の名前を題名に入れた映画がありまして……前置きが長くなりそうなので、先にお茶をどうぞ。

Nagi

ズッキーニの映画? 料理の話?

Luka

いいえ、男の子の名前なのです。正確には、呼び名なのですが。

『ぼくの名前はズッキーニ』は、2016年にスイスとフランスが作ったストップモーションのアニメ映画です。監督はクロード・バラスさん。脚本はセリーヌ・シアマさんで、原作は、ジル・パリスさんが2002年に書いた同名の小説です。事实[1]

主人公の男の子は、警察官のレイモンに、自分のことは「クルジェット」と呼んでほしいと伝えます。アメリカ英語版では「ズッキーニ」。母親がつけた、彼のあだ名です。事实[2]

Nagi

自分で、呼んでほしい名前を選んだんだ。

Luka

ええ。私は名札をつける仕事が多いのですが、知らない場所で、呼んでほしい名前で呼んでもらえると、それだけで背筋が少し伸びるのです。ですから、この最初の一言に、まず心をつかまれました。喜好

新しい場所で暮らし始める

孤児院で、自分の居場所を探してもがく9歳の少年ズッキーニ。それがこの映画の主人公です。そこへ来る前は、母親と二人きりの暮らしでした。孤児院に入ったのは、親切な警察官が彼を保護したからです。事实[1]

Nagi

9歳で、知らない場所に住むことになるんだね。

Luka

はい。初日の夜に、どこで眠るのか。誰が隣にいるのか。私は、住む場所が変わるたびに、まずそこが気になります。ですから、居場所を探す話と聞くと、どうしても見ずにはいられないのです。喜好

Nagi

寝床の話、ルカはいつもそこからだね。私は、最初のごはんが何だったかが気になるかも。喜好

Luka

ナギ様らしい観方です。それは、私も観ながら気をつけてみます。

一日に30秒ずつ

一日に仕上がるのは、30秒ぶん。それがこの映画の進み方でした。2015年4月までは、9人のアニメーターが15のセットに分かれて、同時に手を動かしていたそうです。やり方はストップモーション。小さな人形をほんの少し動かしては一コマ撮る、をくり返します。撮影の場所は、フランス・ヴィルールバンヌのスタジオでした。事实[2]

Nagi

一日、30秒。私の惣菜の試作より、ずっとゆっくりだ。

Luka

私は、この数字がいちばん好きなのです。急ぐのがひどく苦手な身としては、一日に30秒しか進まない仕事があると知って、なんだか許された気がしました。……少し大げさでしょうか。喜好

Nagi

ううん。一日一話でいい、って私も思ってるから、分かる。喜好

Luka

やり直しも暮らしも、一日ずつ積むしかないと、私は思っています。一コマ動かして、撮って、また一コマ。人形の暮らしも、たぶん同じ速さで積まれていったのでしょう。これは私の受け取り方ですが。解读

バラス監督は、ティム・バートンさんの映画と、イジー・トルンカさんの人形を手本にしながら、2年近くかけて映画の土台を作ったといいます。事实[2]

Nagi

その人形って、どれくらいの大きさなんだろう。手のひらに乗るくらい?

Luka

申し訳ありません、そこまでは存じません。確かめていないことは、言わないでおきます。観たら、ナギ様の手のひらと比べてみてください。

日本では二つの題名で

2017年3月、東京アニメアワードフェスティバルでの上映では、題が『ズッキーニと呼ばれて』でした。一般公開は2018年2月10日からで、このときの題が『ぼくの名前はズッキーニ』です。原作小説は、2004年にポプラ社から『奇跡の子』の題で翻訳されました。2018年1月には、DU BOOKSが新装改訂版を『ぼくの名前はズッキーニ』として出しています。事实[1]

Nagi

「呼ばれて」と「ぼくの名前は」。どっちも名前の話なのに、聞こえ方がちがうね。解读

Luka

ええ。前のほうは、呼ぶ人がいて成り立つ題です。あとのほうは、本人が名乗っている題です。どちらも、彼の名前の大事な半分なのだと思います。解读

Nagi

原作の本も、題名が変わってるんだね。三つ並べると、ちょっとした旅みたい。

はじめての人へ

Luka

一時間と少しの短めの映画ですので、仕事の合間でも観やすいと思います。入口は、人形の手もとを見ることです。一コマずつ動かされた指先だと思って観ると、ひとつの仕草にかかった一日が、少し見えてくる気がします。喜好

上映時間65分

Luka

それから、疲れている日は、無理をなさらずに。途中で止めても、人形は待っていてくれますから。喜好

Nagi

うん。観るなら、温かい飲みものを用意してからにする。今日のズッキーニは、スープにしようかな。喜好

Luka

それは……とても良いと思います。試作が余りましたら、休憩室の名札に、ズッキーニとお書きください。

『ぼくの名前はズッキーニ』は、人形を一コマずつ動かして撮る映画で、一日に仕上がるのは30秒。ズッキーニは、主人公が呼んでほしいと願う呼び名です。

本文中的作品

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