キャンプ好きのゲンが、森の話を持ってきました。聞き手は、虫と大きな生きものが好きなソウタです。
ねえ、トトロの森って、ほんとうにあるの?
あるぞ! ただし、トトロが住んでるって意味じゃねぇ。「トトロの森」って名前で呼ばれてる、本物の雑木林があるんだ。
森を買って守る
てにいれたって、森をかったの?
そうなんだ。「ナショナル・トラスト」っていうやり方でな。基金のサイトの説明だと、寄付で土地を買い取って、その土地を守ることだそうだ。事实[4]
寄付金を集めはじめたのは1990年。森を少しずつ買い取っては「トトロの森」と名前をつけて守ってるそうだ。事实[2]
みんなのおかねで、もりをまもるの? それだったら、ぼくのおこづかいでも、ちょっとだけまもれる?
いいじゃん、それ! ちょっとずつ集まって、でっかい森になる。網の目と同じだ。一個一個は小さくても、つながると大きなものを支えられる。解读
1号地は1991年
活動の歩みによると、「トトロのふるさと基金委員会」ができたのは1990年4月。「トトロの森1号地」を手に入れたのは1991年8月だ。所沢市上山口の雑木林で、開発の計画が近づいてたところを、地権者に協力してもらって買ったんだそうだ。事实[3]
1ごうち、ってことは、2ごうちもあるの?
あるある。そのあとも番号がどんどん増えていってる。「トトロの森1号地」「2号地」って愛称で呼ばれてるんだと。事实[1]
なんで、かわないといけないの? もりって、だれのでもないんじゃないの?
いい「なんで?」だな。森にも、ちゃんと持ち主がいるんだ。持ち主が手放さなきゃいけなくなると、家や道路になっちまうこともある。だから、みんなで出し合って買って、森のまま残す。俺は難しい仕組みはよく分からんけど、そういうことだと思ってる。有依据的推测
トトロの置き物はない
いったら、トトロのにんぎょうとか、ある?
それがな、ないんだ。基金の説明では、手造りの案内板はあるけど、遊具やトトロの置き物、お店はないって書いてある。入口も出口も、開園時間もない。ふつうの雑木林なんだよ。事实[1]
それと大事なこと。森はいきものたちのすみかだから、行くときは散策路から眺めて、森の中には入らないでほしい、ってお願いしてる。事实[2]
むしをさがすときも、みちからみるの?
そうだ。森の家に勝手に上がりこまない。キャンプでも同じだぞ。俺たちはお邪魔させてもらってる側だからな。道の端からじっと見てると、向こうから顔を出してくれるやつもいる。解读
トトロがいなくても、むしはいるね。
おお……! そうなんだよ。何もない森なんかない。トトロの置き物がないからこそ、本物の森を見に行けるんだ。喜好
「トトロの森」は、寄付で少しずつ買い取って守っている雑木林の愛称。置き物はないけれど、いきものはいる。