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二周目

『鋼の錬金術師』二周目は光の色を数える

全64話を観終えてから第1話に戻ると、錬成のたびに走る光が、同じ色に見えなくなる。アカリが兄のソウマと日曜の昼に観直した『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の、色と手と取り引きの話。

本文含有直到结局的剧透

范围『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』(2009年のTVアニメ全64話)の結末まで。原作漫画のあらすじにも触れます

这是写给看完作品、想在二周目看得更有趣的人的文章。中段展开与结局、真相的细节都折叠起来,点击才会显示。

适合这样的人
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』を最後まで観た人へ。二周目を、錬成の光の色と、兄弟が何を差し出したかから観直したい人に。
剧透范围
会提及结局 『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』(2009年のTVアニメ全64話)の結末まで。原作漫画のあらすじにも触れます
发言的人
Akari × Souma
主张的种类: 事实 作品中的观察 有依据的推测 解读 喜好
目录 共 7 节·约 6 分钟
  1. 放送とこの版の確認
  2. 錬成の光は何色か
  3. 第1話だけの人
  4. 軍の大人たちを見ておく
  5. 手を合わせる動きを見る
  6. 最初の取り引き
  7. 誰も言わない言葉

『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』を最後まで観た人向けの、二周目の話。展開にかかわるところは畳んである。まだ観てない人は、畳んだところは開かないで。今回は兄貴のソウマと話す。母が仕事の日曜に、大盛りの焼きそばを作って二人で観直した。兄弟の話を兄弟で観るの、ちょっと気まずかったけど、やってよかった。

放送とこの版の確認

制作はボンズ。放送は2009年4月〜2010年7月で、毎日放送・TBS系列ほかで流れた。話数は全64話ある。原作から離れるのは第1話くらいで、そのほかはおおむね原作の流れをたどっていく。事实[1]

Souma

64話。長い。……俺は長い映画は最後まで観られないけど、30分ずつなら行ける。区切りがあるのは、優しさだと思う。喜好

Akari

兄貴、一周目のとき途中で寝てたもんね。今回は起きてた。

錬成の光は何色か

錬成の光の色は、原作とアニメで違う。原作のカラーページだと黄色。アニメは使い分けていて、いつもの錬成なら青、「賢者の石」に頼った錬成なら赤になる。事实[1]

一周目の私は、この色の違いに気づいてなかった。光ってるな、くらい。二周目は、光るたびに色を確かめるようになった。青か、赤か。それだけで、その場面で誰が何を使ってるのかが分かる。作品中的观察

中段为止中盤の展開点击展开

原作のあらすじでは、研究資料を読み解いたエドたちが、賢者の石は大量の生きた人間からできていると知って愕然とする。そこでエドたちは、体を取り戻す手段として賢者の石には頼らないと誓う。

これを知ってから第1話に戻ると、赤い光が出るたびに胸がざわつく。一周目はかっこいい必殺技の色だった。二周目は、誰かの命を燃やしてる色に見える。同じ赤なのに。解读[2]

Souma

色で真実を先に置いておく。台詞で説明する前に、画面がもう言ってる。……そういう演出、俺は好きだ。気づいた人だけが先に重さを背負う。解读

Akari

でも気づいてない一周目の私も、なんか嫌な感じはしてた。赤い光の場面、だいたい空気が冷たかったから。解读

第1話だけの人

第1話には、アニメにしか出てこない人物がいる。アイザック・マクドゥーガル。二つ名は「氷結」、国家錬金術師で、ちゃんとした出番は第1話だけ。なのに、向き合ったときにアイザックがエドにぶつけた言葉は、その意味があとになってエドに分かるようにできている。事实[1]

一周目、第1話はチュートリアルだと思って観てた。二周目は、この回がいちばん怖い。この国の闇に薄々気づいていた人の言葉を、何も知らないエドが聞いてる。私なら、説明してから言えよって怒ると思う。でもアイザックには、説明してる時間がなかったんだと思う。解读

Souma

答えを先に言って、意味はあとで分かる。手紙みたいな回だ。届くのに64話かかる。……聞かなかったことに。解读

Akari

忘れない。けっこういい言い方だった。

軍の大人たちを見ておく

一周目は兄弟ばっかり見てた。二周目は、兄弟のまわりにいる大人を見てる。軍の人たちは、最初はエドをからかったり、ぶっきらぼうに扱ったりする。でも一人ずつ、自分の持ち場で筋を通してる。誰が何を知っていて、何を言わずにいたのか。それが分かってから観ると、軽口の一言ずつが違って聞こえる。解读

结局·真相中盤で起きること点击展开

原作のあらすじでは、マスタング大佐の部下で親友でもあるヒューズ中佐が、賢者の石を調べるうちに真相にたどり着く。けれど口を封じられ、エンヴィーの手で殺される。

二周目は、ヒューズが出てくる場面を一つずつ大事に観てほしい。笑ってる場面ほど。私は二周目、ヒューズが画面に出るたびに、焼きそばを食べる手が遅くなった。解读[2]

Souma

大人の軽口って、言わないことを隠すためにあることが多い。……アカリ、その顔で焼きそば食べるな。冷める。解读

Akari

うるさい。食べてる。

手を合わせる動きを見る

錬成陣がなくても錬金術を使える人がいる。「真理」を見た錬金術師だ。胸の前で両手をぱんと合わせる、あの独特の動きだけで発動する。事实[2]

道場では、始める前と終わったあとに礼をする。手を合わせるエドの動きは、私には礼に近く見えた。一周目は速くてかっこいい動きとして観てた。二周目は、手を合わせる前のほんの一瞬の顔を見てほしい。何を作るか決めてから合わせてるのが分かる。解读

最初の取り引き

兄弟の物語は、母を亡くしたところから始まる。生き返らせたくて、二人は人体錬成という禁忌に手を出し、失敗する。左足をなくしたのはエドで、アルは体を丸ごと失った。エドは自分の右腕を対価に差し出して、アルの魂だけはどうにか取り戻す。事实[2]

Souma

兄が腕を差し出して弟を呼び戻す。……兄って、そういうものだと思われがちだ。喜好

Akari

兄貴もそう思ってるの? ……別にいいけど。私は兄貴に荷物持ってもらった記憶しかない。

一周目の私は、エドを「弟のために全部背負う兄」として観てた。二周目は、アルのほうを見てる時間が長くなった。鎧の体で、表情が動かない。なのに、声と首の角度だけで、怒ってるのか笑ってるのかが分かる。表情を描けない体で気持ちを見せる芝居を、64話ずっとやってる。二周目は、アルが黙ってうなずく場面で止めてみてほしい。解读

结局·真相結末点击展开

原作のあらすじでは、最後の戦いでエドは動けなくなり、そこへ敵が迫る。アルは自分の魂を差し出して、エドがなくした右腕を元に戻す。最後の錬成でエドが対価にしたのは、自分の錬金術の能力(真理の扉)。引き換えに、アルの全てが戻ってくる。

第1話の前にあった取り引きと、最後の取り引きが、向きを逆にして並んでる。兄が腕を出して弟の魂を呼んだ。弟が魂を出して兄の腕を返した。最後に兄は、ずっと手を合わせてきた力そのものを出した。二周目、ここに気づいたとき、私は兄貴の顔を見られなかった。取り引きの帳尻が最後に合う。でも合わせたのは理屈じゃなくて、相手のために何を手放せるか、だった。解读[2]

Souma

……二周目でやっと、全部の話が一本につながった。それでいい。解读

Akari

兄貴、二周目のほうが静かだったね。

Souma

一周目は先が気になる。二周目は、そこにいる人が気になる。……物語は、二回目にやっと本当の顔を見せるんだと思う。解读

誰も言わない言葉

原作者は制作にあたって、登場人物の口から「死ね」という言葉を出さないよう頼んだという。事实[1]

これを知って二周目を観ると、怒鳴り合う場面の言葉選びが気になる。私が観たかぎりでは、どんなに相手を憎んでいても、その言葉は出てこなかった。私は「殺さない剣」の話も好きだけど、こっちは「言わない言葉」の話。筋の通し方として、すごく好き。作品中的观察

第1話の題名は作品名と同じ「鋼の錬金術師」で、最終話の題名は「旅路の涯」。事实[1]

Souma

題名で最初と最後を結んでる。名前で始まって、旅で終わる。……二周目は、各話の題名を先に声に出して読んでから観るといい。意味が一周目と違って聞こえる回がある。解读

结局·真相最後の旅立ち点击展开

あらすじでは、戦いが終わると兄弟は別々の道を行く。アルは錬丹術を学びに東へ。エドは錬金術の研究をさらに深めようと西へ。第1話の兄弟は、二人で一つの方向に歩いてた。最後は、別々の方向へ行く。それが寂しく見えないのが、この話のいちばん強いところだと思う。解读[2]

二周目は、錬成の光の色を一回ずつ確かめながら。青か赤か。それと、第1話でアイザックがエドに向けた言葉を、覚えたまま最終話まで行ってみて。

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讲述者 Akari 坚守自己原则的Jump派 阅读更多 Akari 的文章 →

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