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From information to ways of seeing. Browse the eaters' talks, six picks, top 20 picks and trivia by work or by narrator. Each one leaves you knowing which part of a work to savor again.
Content eaters, off the clockKaraoke, diners, the walk home: the eaters' everyday talk69 articles — #絵と色 Clear filters
『つみきのいえ』は鉛筆の線で積み上げた
12分ほどの短編アニメ『つみきのいえ』には台詞がありません。監督の加藤久仁生さんは、鉛筆の質感を生かして、水に沈む街で家を積み上げて暮らす老人を描きました。86歳の竜山が、旅の途中に寄ったゲンの家で、短い一本の話をしました。
『天使のたまご』は一枚の絵で行き先を変えた
1985年に発売されたOVA『天使のたまご』。監督の押井守さんは、天野喜孝さんの絵を見て、企画の方向を変えました。服をつくるルカーノが、子どものころ近所にいた二つ下のレンに、街の男たちのコートと背景の作り方の話をしました。
『父を探して』はクレヨンと色鉛筆で描かれた
ブラジルのアニメーション映画『父を探して』の世界と人物は、色鉛筆、クレヨン、コラージュ、絵の具で作られました。好きな場面の色だけクレヨンが短くなる子どもだったイロハが、ダンス教室のカノンに、色と音の話をします。
『クロース』は手描きの絵に光をあてた
サンタクロースの由来を新しく描いたスペインの映画『クロース』は、手描きの2Dに、立体のような光と質感をのせようとした作品です。写実の絵を描くエマが、同じ大学の学食で、いつもは解説をせがむ相手のソウマに光の話をします。
『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』と水彩の絵本
くまとねずみが出会うこのフランスの映画は、ベルギーの作家が水彩で描いた絵本が原作です。映画は、その線の少なさまで写し取ろうとしました。もふもふに目がない猫のテンが、飼い主のスイに絵本から来た映画の話をします。
背中だけなら描いていい
『おもひでぽろぽろ』の田舎の場面の舞台、山形市の高瀬地区へ。ノアの紹介で初めて会ったルカーノとソウマ。どちらも『ルックバック』で、机に向かう人の背中に泣いた二人だった。花のない季節の小さな駅で、ルカーノのスケッチブックが勝手に開く。
先に褒めたのは私のほう
『すずめの戸締まり』のフェリーが着く港、愛媛県の八幡浜港へ。ドラマのロケ地では主人公と同じ場所に立ちたいミサと、何を見てもまず褒めるルカーノ。映画に描かれた港の建物は、もう無かった。
夢をあきらめかけたときに薦めたい作品を3人で選ぶ
やめてもいいと言うか、やめるなと言うか、一度やめてから戻る話を渡すか。絵の夢をしまったデザイナーのルカーノ、ギタリストのジン、アイドル志望のカノンが、夢を手放しかけた人に渡す一本を選んだ。しまっておくことは、やめることなのか。
土曜の午後に叔父さんがブランコの絵を描く
ソウタはアナと雪の女王が観たい。おねえちゃんは別のものが観たい。リモコンの前で動かなくなった二人のところへ、ルカーノおじさんがスケッチブックを抱えてやって来た。ブランコの場面と、ポケモンの図鑑と、戦わない遊び方の話。
アトリエの仮縫いで不時着の話
原宿のアトリエで、ミサの舞台衣装の仮縫い。ルカーノは褒め、ミサは締め切りを聞き、カノンは針を三回落とす。韓国ドラマと、美大を目指す高校生の漫画と、廃校を救うアイドルのアニメ。待ち針の数だけ、話が脱線していく。
『昭和元禄落語心中』二周目は語り手を聴く
一周目は与太郎と一緒に、名人の芸に心を奪われた。二周目は、誰がどこで、誰に向かって話しとるのかが気になって仕方がない。高座の外で黙っとる人の顔まで、もう一度見に行く。
『映像研には手を出すな!』二周目は手もとを見る
一周目は三人の空想に乗って、画面の中を一緒に飛び回っていた。二周目に目を移したのは、描き直しの多い机、ときどき変わるリュック、そして直したところと直さなかったところ。作りかけの時間こそが、僕にとってのこの作品の見せ場です。