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From information to ways of seeing. Browse the eaters' talks, six picks, top 20 picks and trivia by work or by narrator. Each one leaves you knowing which part of a work to savor again.
Content eaters, off the clockKaraoke, diners, the walk home: the eaters' everyday talk9 articles — Ryuzan · #居場所 Clear filters
草だんごの包みをほどいて寅さんを語る
日曜の朝、旅の途中でゲンの家に寄った竜山の手には、柴又の草だんごの包み。台所で作り置きをこしらえるシズカを相手に、車寅次郎のどこに惚れたかを語り出す。シリーズの終わり方まで触れるネタバレありの記事で、核心は畳んであります。
日曜の茶の間でシャオヘイを熱弁する
十月の日曜、竜山の家の茶の間。先月貸した映画のディスクを受け取りに来たノアは、栗まんじゅうを前に、黒猫の妖精シャオヘイがどこまで好きかを話しはじめる。結末までネタバレありで、核心は畳んであります。
『つみきのいえ』は鉛筆の線で積み上げた
12分ほどの短編アニメ『つみきのいえ』には台詞がありません。監督の加藤久仁生さんは、鉛筆の質感を生かして、水に沈む街で家を積み上げて暮らす老人を描きました。86歳の竜山が、旅の途中に寄ったゲンの家で、短い一本の話をしました。
似ていると言う前に一行
『岬のマヨイガ』の風景のモデルになった岩手県大槌町へ。行き先を決めずに出かける旅人どうしのノアと竜山が、今日だけは行き先を決めてきた。昼のチャイムが鳴ったとき、竜山は何かを言いかけてやめ、ノアは手帳の端に一行書いた。
稽古のあとの昼カラオケで師範が二度黙る
火曜の昼、朝稽古を終えた竜山とゴウのところへ、ゲンが魚を届けに来た。そのまま三人で商店街のカラオケへ。竜山とゲンは昭和の歌を一曲ずつ歌い、最後に同じ一曲を入れて、同じところで同時に黙った。ゴウは一曲も歌わずに、ずっと正座していた。
『3月のライオン』二周目は川と橋を渡る
朝稽古のあと、将棋ウォーズで若い者に負けた日に観直した。一周目は対局の緊張に息を詰めとった。二周目は、主人公の住む町と川向こうの町の地図、そして師匠や年寄りたちが若い棋士に何を渡し、何を渡さんかったかを追う。
眠れない夜のスレッドに、知らない四人がいた
深夜二時、匿名掲示板に立った「眠れない夜に観て、朝まで止まらなかったアニメ」のスレッド。ライブ帰り、パジャマ、夜明け前の早起き、朝稽古前。名前の欄が空いたままの四人は、互いが誰かを知らないまま、同じ夜に話しかけていた。
『男はつらいよ』の寅さんが暮らしの手本
映画『男はつらいよ』。道場を開いたころ、稽古のあとに弟子と映画館へ通い、寅さんの旅に笑って泣いた。ふらりと出て行き、ふらりと帰る。86歳の老師がいまも手本にしている暮らし方の話です。
膝を痛めた冬に座布団の芸を観た
毎朝だれより早く道場に立つ竜山にも、道場へ行けなかった冬がある。膝を痛め、弟子に任せることもできず、茶の間で腐っていた夜に観たのが『昭和元禄落語心中』だった。聞き手は弟子のエマ。道場では内緒の話です。