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ソウタが20選に入れた映画『崖の上のポニョ』を、二回目に見る人のための記事です。聞き手はナギ。作品の事実はナギが補います。映画の結末まで話していますが、お話の中身にかかわるところは畳んであります。まだ見ていない人は、畳んだところを開かないでください。
二回目はたべものとどうぐ
ソウタくんは、ポニョを最初に見たのは幼稚園のころだっけ。
うん。見るたびに、おなかすくの。一回目は、うみばっかり見てた。なみが、いきものみたいにうごくから。喜好
二回目からは、たべものと、どうぐを見る。ハムとか、ジャムのびんとか。ちっちゃいものが、あとでだいじになるの。解读
さがしもの1 「はじまり」と「おわり」
ねえ、ポニョって、さいしょに「はじまり」ってでるでしょ。作品中的观察
うん。始まってすぐ、タイトルより先に「はじまり」と出てくる。最後のスタッフの名前も変わっていて、「このえいがをつくった人」という見出しのもと、出演者もスタッフもまとめて50音順。そのあとに「スタジオジブリ」、「おわり」と続く、と紹介されている。事实[4]
えほんみたい。ぼく、さいごの名前のところ、しってる名前がないかさがしてた。解读
誰が何をしたのか書かずに、名前だけが並ぶ。二回目は、本を閉じるみたいに最後まで見てみたいね。解读
さがしもの2 ジャムのびん
ポニョを助けたのは、保育園児の宗介。家出して海岸に来たポニョが、空き瓶に頭をはさまれていたところだった。紹介によると、それはジャムの空き瓶。事实[2]
一回目は、たすけてよかったね、だけだった。二回目は、そうすけの手を見て。喜好
中段为止前半の展開点击展开
宗介は瓶を割ったときに、指先を切ってしまいます。紹介によると、ポニョはその傷口をなめて、半魚人になる力を得ます。一回目は、ちょっとしたけがに見えました。二回目に見ると、この小さなけがが、ポニョが人間に近づいていく最初の一歩になっているのが分かります。ソウタは「そうすけがいたいのを、ポニョがペロってしたの。それがはじまり」と説明してくれました。ナギは、助けた手と、魔法の始まりが同じ場面にあることに、二回目で初めて気づきました。
さがしもの3 ハム
ポニョ、ハムがだいすきなの。サンドイッチだって、さきにハムだけたべちゃう。作品中的观察
紹介にも書いてあるよ。ポニョはハムだけ先に食べちゃうの。宗介のお弁当のときも、差し入れでサンドイッチが来たときも。最初に宗介が食べさせてくれたのがハムで、それが大好物なんだって。事实[3]
さいしょにもらったから、すきなんだよ。ぼくも、おねえちゃんにはじめてもらったおかし、いまもすき。解读
私は食卓の場面がいつも気になるんだけど、二回目は、ハムが出てくるたびに「あの日のハム」を思い出しながら見てしまう。一回目はただの好物、二回目は思い出の味に見える。喜好
さがしものおまけ ふたつの名前
ねえ、ポニョって、ほんとのなまえじゃないんだよ。作品中的观察
紹介では、本名は「ブリュンヒルデ」。ぽにょっとした体型から宗介に「ポニョ」と名付けられて、本人がとても気に入って、それからはこの名前で通している、とある。事实[3]
そうすけがつけたなまえのほうがすきなんだ。ぼくも、あだなのほうがすきなときある。解读
二回目は、誰がどっちの名前で呼んでいるかを聞いてみたいね。呼び方で、その人がポニョをどう見ているかが少し分かる気がする。解读
さがしもの4 トキさんのことば
トキさんは、リサの働くデイケア「ひまわりの家」に通っている人。ポニョとはじめて会ったときに「人面魚だ、津波が来る」って言ったものだから、ポニョは怒って、トキさんに水をかけちゃう。トキさん、水が怖いみたいなのに。事实[3]
一回目は、いじわるなおばあさんだとおもった。喜好
二回目は?
トキさん、こわいっていってたんだよ。いじわるじゃなくて、こわかったの。解读
结局·真相終盤の展開点击展开
紹介によると、終盤のトキさんは、フジモトに操られた宗介に向かって言い聞かせます。「フジモトに騙されちゃダメ」。そして宗介とポニョを守るために、水が怖いのをこらえ、水がかかってもじっと我慢する。最初の場面で水をかけられて怒っていた人が、最後は水をこらえて子どもたちのそばにいる。ソウタは「こわいのに、まもったから、トキさんがいちばんつよい」と言いました。強い生き物が好きな彼の「つよい」は、ここでは、こわいのに逃げないことでした。
さがしもの5 ひかりのあいず
宗介は5歳なのに、古代魚の名前を言えたり、モールス信号で船に合図を送ったりできる、と紹介されている。お父さんの耕一は内航貨物船の船長。事实[3]
ぴかぴかってするやつ。ぼく、かいちゅうでんとうでまねした。おねえちゃんに、うるさいっていわれた。喜好
リサのほうも、夫が帰れなくなると、信号灯のモールス信号で文句を言うことがある、と紹介されている。事实[3]
言葉のかわりに光で話す家族なんだよね。二回目は、光がまたたく場面で、誰が誰に何を伝えたかったのかを想像してみると楽しい。解读
さがしもの6 フジモトさん
フジモトって、わるいまほうつかいなの?
ポニョのお父さん。ひまわりの家のお年寄りたちに言わせれば、悪い人ではないそう。でもポニョからは「悪い魔法使い」と呼ばれることもある、と紹介されている。事实[3]
二回目は、フジモトが、ポニョをおいかけてるときのかおを見て。おこってるっていうより、こまってるの。解读
结局·真相結末点击展开
宗介が本気でポニョを好きでいること、ポニョが魔法を手放してでも人間になりたいと思っていること。ポニョのお母さんのグランマンマーレは、その二つを確かめてから、ポニョに人間になる魔法をかけます。陸へ戻ったあと、宗介からキスを受けたポニョは、5歳の女の子の姿に変わります。紹介によると、フジモトは終盤、宗介とポニョに謝り、父親として「ポニョをよろしく頼む」と宗介に託します。
ソウタは「やっつけなくても、おわった」と言いました。悪い魔法使いに見えた人も、最後は謝って、まかせる側に回る。二回目にフジモトを追いかけると、倒される人がいない映画に見えてきます。
二回目に見る人へ
ハムが出てきたら、さいしょのハムをおもいだして。トキさんのかおも、ちゃんと見て。喜好
私は「はじまり」から「おわり」まで、絵本を一冊読むつもりで見る。止めずに、最後の名前の並びまで。喜好
あと、二回目は、おなかがすいてないときに見て。すいてると、ハムのことしかかんがえられなくなるから。喜好
それは私にも当てはまる。見終わったら、ハムをはさんだサンドイッチを作ろうかな。喜好
二回目は、ジャムのびんを割る宗介の手から見てください。最初のハムも、覚えておいてください。