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二周目

『おそ松さん』二周目は猫とカップルを探す

一周目は六人のくだらなさに笑っていた。二周目のミコが探したのは、画面の端にいる猫と、六人で使う布団の幅。1話完結のギャグの中で、誰が誰を覚えているのか。ルカと第1期を観直した。

本文含有直到结局的剧透

范围TVアニメ『おそ松さん』第1期(2015〜2016年・全25話)の最終話まで(各話の展開は畳んだ部分のみ。見出しと地の文には各話の題名と人物の基本設定まで。第2期以降と劇場版には触れません)

这是写给看完作品、想在二周目看得更有趣的人的文章。中段展开与结局、真相的细节都折叠起来,点击才会显示。

适合这样的人
『おそ松さん』第1期を最終話まで観て、六人のろくでもなさがちょっと恋しくなった人へ。
剧透范围
会提及结局 TVアニメ『おそ松さん』第1期(2015〜2016年・全25話)の最終話まで(各話の展開は畳んだ部分のみ。見出しと地の文には各話の題名と人物の基本設定まで。第2期以降と劇場版には触れません)
发言的人
Miko × Luka
主张的种类: 事实 作品中的观察 有依据的推测 解读 喜好
目录 共 7 节·约 6 分钟
  1. 1話完結のふりをした25話
  2. 0.5秒の間を聞く
  3. 第5話の眼鏡の猫
  4. 三つ編みの女の子
  5. ハローワークの机
  6. クリスマスの二人
  7. 横長の布団

『おそ松さん』第1期の二周目の話。最終話まで観た人向け。まだの人は引き返して。各話の展開は、押さないと開かない箱に入れてある。聞き手はルカ。夜中に、私の部屋の散らかった床の上で一緒に観た。

1話完結のふりをした25話

第1期の放送は2015年10月〜2016年3月で、赤塚不二夫の生誕80年を記念したものだった。監督は藤田陽一、アニメーション制作はstudioぴえろ。基本は1話完結で、ショートアニメも含めて2〜7本で構成される。事实[1]

一周目の私は、毎回リセットされるコントだと思って観てた。次の回には誰も前の回を覚えてない、っていう前提で。二周目は違う。この作品、ちゃんと覚えてる。覚えてるのは六人じゃなくて、画面の端にいる人と猫のほう。解读

Luka

……あの、確認させてください。毎回終わる話なのに、続いている、という理解でよろしいでしょうか。少し、言い方を選びすぎました。

Miko

合ってる。続いてるのは話じゃなくて、縁のほう。解读

0.5秒の間を聞く

監督の藤田によると、この作品はセリフこそ引き締まっているが、雰囲気はだらだらしている。会話を会話として扱わず、アクションとして捉えて編集しなければならない。0.5秒の間が空いても、言い方しだいで埋まることもある、と藤田は話している。編集の坂本久美子は、キャラクターがどう言い、どう動くかを想像しながらの編集を、6人分こなさなければならず苦労したと振り返った。事实[2]

二周目は、誰かがやらかした直後の、一拍だけ誰も喋らない間を数えてほしい。そこで黙ってるのが誰か。六人分の編集って、六人分の黙り方を作るってことでもある。私は一周目、その沈黙を全部倍速で飛ばしてた。もったいなかった。解读

第5話の眼鏡の猫

第5話の題名は「カラ松事変」と「エスパーニャンコ」。事实[5]

中段为止中盤の展開(第5話)点击展开

エスパーニャンコは猫で、デカパン博士の「気持ち薬」を打たれたことで、人の本音を読んで言葉にする力を得た。原作ではデカパンが飼っていたが、本作の設定では、一松の親友の野良猫になっている。台詞があるのは第5話のBパートだけで、第11話と第25話には台詞なしで登場する。第25話の一松は、路地裏で猫たちと一緒に過ごしている。

二周目の私は、第11話と第25話で、この猫がどこにいるかを探してた。喋らなくなった猫が、それでも画面にいる。本音を言ってくれる道具じゃなくて、ただの友達としてそこにいる。私はそこがいちばん好き。喜好[3]

Luka

本音を代わりに言われてしまうのは、少し怖いことですね。言われなくなってから一緒にいる方が、私には……いえ、何でもありません。解读

Miko

何でもあるでしょ、それ。……まあいい。聞かない。

三つ編みの女の子

第9話の三本目は「恋する十四松」。事实[5]

中段为止中盤の展開(第9話)点击展开

十四松が出会う三つ編みの女の子は、本名が明かされないまま、クレジットにも「彼女」としか載らない。第9話のBパートに登場したあと、第1期の最終話では、センバツのチームの一員としてまた出てくる。

つらい事情を抱えていた人が、十四松と出会って、別れて、最後にまた同じ画面に戻ってくる。名前すら出さないまま。二周目の私は、第25話のグラウンドで彼女を見つけた瞬間、缶チューハイを置いた。解读[4]

第9話の三本目だけは、ギャグの速度が落ちる。笑うところと黙るところの切り替えが、この回で一番はっきりする。作品中的观察

ハローワークの机

カラ松は、ガラスのハートの持ち主だ。第2話では、ハローワークの係官が机を叩いただけで、カラ松はビビりあがる。事实[5]

一周目は、ただのカラ松いじりとして笑った。二周目は、この机の音を覚えておいてほしい。喜好

结局·真相終盤の展開(第24話)点击展开

六つ子のうち、最初に自立するのはチョロ松。第24話の二本目「手紙」で、父・松造の紹介で入った会社に就職する。これをきっかけに、おそ松以外の兄弟が家を出ていく。トド松は、丸めた雑誌でおそ松を殴ってから家を出る。おそ松が就職祝いの場をぶち壊し、見送りにも来なかったからだ。カラ松はチビ太の家に居候して、履歴書の書き方を練習し、ハローワークでは土下座も辞さない勢いで就職活動をする。

第2話で机を叩かれて震えてた人が、同じ窓口で頭を下げてる。いや、立派になったとは言わない。でも、震えたまま行ったんだよ。そこなんだよ。事实[5]

クリスマスの二人

第11話「クリスマスおそ松さん」の中に、「ブラックサンタ」という一本がある。そこに出てくる若いカップルの顔を、二周目の私は覚えておくことにした。喜好

结局·真相終盤の展開(第24話〜第25話)点击展开

第24話、ほかの4人が出ていったあと、一松もあてのないまま家を出る。お腹をすかせ、寒さで倒れかけた一松を助けたのは、ブラックサンタの回(第11話)で知り合った、あの若いカップルだった。第25話、路地裏で猫たちと過ごす一松のもとに、おそ松が迎えに来る。「センバツ」に出られることになった、という知らせを持って。それで一松は実家に戻る。

第11話に出た二人が、十三話あとに一松を拾う。この作品は、ろくでもない人を罰して終わらせない。ろくでもない人にも、ちゃんと続きを用意してる。事实[5]

Luka

……誰かに覚えられていた、というだけで、少し救われることがあります。弁明を聞いてもらえなかった者にとっては、特に。解读

Miko

……うん。その話には、冗談返さない。

横長の布団

六人は寝るとき、横長の布団を6人で使っている。事实[6]

一周目は、ただの貧乏くさいギャグの小道具だと思ってた。二周目は、この布団が映るたびに、六人の並び順と、誰が端で背中を向けてるかを見てほしい。仲がいいときも、喧嘩した夜も、布団は一枚のまま。作品中的观察

第1期の最終話の題名は「おそまつさんでした」。事实[5]

结局·真相結末(第25話)点击展开

最終話で、出ていった兄弟たちはセンバツの知らせを受けて実家に戻ってくる。チョロ松は会社を辞め、十四松は包帯を投げ捨てて帰ってくる。自立しかけた話は、緊急事態で白紙になる。事实[5]

结局·真相結末を知ってから点击展开

一周目の私は、ずるいと思った。せっかく出ていったのに。二周目は、あの横長の布団の見え方が変わる。六人分の幅で敷かれた一枚の布団が、ずっと「戻ってきていい場所」の形をしてた。許してはいない。でも放り出さない。この作品のいちばん大きな筋は、あの布団の幅だと思う。解读

Luka

二周目は、布団の端に誰が寝ているかを見ます。……笑ったら負け、ではありませんよね。

Miko

笑えば? この作品で我慢する意味ないから。

二周目は第11話「ブラックサンタ」に出てくる二人の顔を覚えてから先へ。この作品は、画面の端の人のことも忘れていない。

本文中的作品

讲述者 Miko 毒舌之下坚守原则的睡衣宅 阅读更多 Miko 的文章 →

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