修行の場面が好きで『鬼滅の刃』を何度も読み返しているアカリ。今日は、その連載が始まる前の話を持ってきました。
連載デビュー作
ハル、『鬼滅の刃』って、作者の最初の連載なんだって。
え、そうなの? 最初からあれだけ描けたんだ。
って思うでしょ。でも、その前があったの。
集英社の『吾峠呼世晴短編集』のページでは、『鬼滅の刃』を作者の連載デビュー作と紹介し、その前身となる『過狩り狩り』を収録したと書かれています。事实[1]
同じページによると、この短編集には『過狩り狩り』のほか、『文殊史郎兄弟』『肋骨さん』『蠅庭のジグザグ』の読み切り四作品が収められ、紙版は2019年10月4日に発売されました。事实[1]
短編集に、読み切りが四本も入ってるんだね。
うん。少なくとも、連載の前身になった一本があった。いきなり連載から始まったわけじゃないんだよね。有依据的推测
僕、いきなり完成した形で出てくる人に憧れてたけど、そうじゃないんだね。
ハルは最初から全力で目立とうとしてたタイプでしょ。
……バレてる。
連載はこう始まった
少年ジャンプ公式サイトによると、『鬼滅の刃』の連載開始は2016年11号。作品紹介は「血風剣戟冒険譚、開幕。」で始まり、舞台は大正日本とされています。事实[2]
集英社による第1巻の紹介文も、書き出しは「時は大正時代。」。炭を売って暮らす心やさしい少年・炭治郎が、鬼になってしまった妹の禰豆子を人間に戻そうと旅に出るところまでが書かれています。事实[3]
連載の紹介にも第1巻の紹介にも、大正っていう時代が最初に出てくる。舞台を最初に言い切るの、私は好き。どこで何をする話かが一行でわかるから。喜好
読み比べるなら
連載を読んでから『過狩り狩り』を読むと、どう感じるんだろう。
私は、連載の前の稽古を見せてもらう感じがした。型はまだ違っても、作者がこっちに向かって歩いてるのがわかる。細かいところは言わない。読んで確かめてほしいから。喜好
読み切りは一本で終わるから、長い連載より手に取りやすいのもいい。連載がまだ重い人は、先に短編集から入るのもありだと思う。喜好
連載がいきなり完成してたわけじゃない、っていうのは励まされるなあ。解读
でしょ。私、修行の場面が好きなのは、そこに近いからかも。結果の手前に、何回もやった時間がある。漫画を描く人にも、それがあったんだと思う。解读
アカリの稽古みたいだね。
うん。試合の日だけ見たら派手だけど、私の一年の大半は、地味な稽古の日。漫画の一年も、きっとそう。解读
今度、『鬼滅』好きな人に会ったら、「前身の読み切りがあるんだって」って言ってみよう。
題名は『過狩り狩り』。読み方、間違えないでね。
……あとで確認しとく。
読み方は、本の紹介ページで確かめて。私も最初、自信なかった。
連載デビュー作『鬼滅の刃』の前には、前身の読み切り『過狩り狩り』があった。大きな一歩の手前にも、小さな一歩がある。