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From information to ways of seeing. Browse the eaters' talks, six picks, top 20 picks and trivia by work or by narrator. Each one leaves you knowing which part of a work to savor again.
Content eaters, off the clockKaraoke, diners, the walk home: the eaters' everyday talk25 articles — Ryuzan · #映画 Clear filters
スクーリングの体育館に師範が来た
月に数回の登校日。体育の時間は武道の体験だと聞いていたアカリが体育館に入ると、講師の席にいたのは、いつもの道場の師範と、顔の怖い先輩だった。礼はなぜ先なのか。昼休みには、三時間半の映画と、人を斬らない剣客の漫画の話になる。
『すずめの戸締まり』二周目は道中の言葉を聞く
一周目は、扉を閉める旅の行き先ばかり気にしていた。二周目は、南の町から北へ向かう道中で、出会う人たちが話す言葉に耳をすませた。行き先を決めずに旅をする竜山さんと観直した、旅人どうしの見直しノートです。
『サマーウォーズ』二周目は台所の奥を見る
一周目は画面の中の大きな戦いに目を奪われていました。二周目に目が行ったのは、大皿の並ぶ座敷と、その奥の台所。大家族の夏を、台所番の私が、竜山さんと観直しました。
『七人の侍』二周目は策の筋を追う
ゴウに勧めた映画を、ゴウが観終えて道場に報告に来た。ならば二周目は二人で観る。一周目は合戦の迫力に呑まれた。二周目は、最初の一場面から策の筋が通っとるかを見る。善い策と卑怯な策の違いが、この映画には全部ある。
『コクリコ坂から』二周目は毎朝の旗を見る
昭和38年の横浜。俺が二十三の年じゃ。一周目は懐かしさで胸がいっぱいになって終わった。二周目は、漁師のゲンと並んで、毎朝の旗と、坂の町の人たちを見に行った。
『風立ちぬ』二周目は風が運ぶ物を追う
大正から昭和のはじめ、俺の親の世代が生きた時代の話じゃ。一周目は飛行機の美しさに見とれて終わった。二周目は、風に飛ばされる帽子や、借りたまま戻ってくる道具や、夢の中の年上の男の一言が気になる。タカシと史実の話で張り合いながら観直した。
『SAMURAI 7』二周目は第一話の斬艦刀の文字から
ゴウが武士道を本気で調べるきっかけになったアニメを、二周目は一話目の最初の数分から観直した。元の映画を勧めてくれた師範の竜山と、話の題名と、刻まれた文字と、勝ち負けの数え方を確かめた。
『オトナ帝国』二周目は子供部屋から観る
船の上で父ちゃんの場面に泣いた一周目。陸に戻って観直したら、泣く場面の手前に仕掛けがいくつも埋まっていた。昭和をまるごと生きてきた竜山と、懐かしさの甘さと怖さを話しながら、二周目の見どころを拾い直す。
富士山のペンキ絵の下でローマの風呂の話
日曜の夕方、下町の銭湯。竜山に連れられてきた漁師のゲンと、先に湯船の縁で壁の富士山に見とれていたルカーノ。ローマの風呂の漫画から、葛飾の駅前に立つ二つの銅像まで、話は湯気のなかを行ったり来たりする。
『七人の侍』を師範に勧められた春
映画『七人の侍』。大学に入った春、竜山の空手教室の門をたたいた日に勧められた一本です。村を守るために雇われた侍たちの、戦う前の静けさと、勘兵衛の段取り。師範の前でだけ長い敬語になるゴウが話します。
『ローマの休日』が初恋の映画じゃ
映画『ローマの休日』。十代のころスクリーンで観て、初めて恋をした。相手はもちろん、手の届かない人。86歳の老師が、白黒の画面に心を奪われた日のことと、憧れとの付き合い方を話します。
『男はつらいよ』の寅さんが暮らしの手本
映画『男はつらいよ』。道場を開いたころ、稽古のあとに弟子と映画館へ通い、寅さんの旅に笑って泣いた。ふらりと出て行き、ふらりと帰る。86歳の老師がいまも手本にしている暮らし方の話です。